原付バイクを譲渡してもらうには
原付を譲渡してもらうには
原付の譲渡は、原付を購入するお金がない場合、あるいはお金はあるけどもったいないという場合にオススメの手段です。もちろん、譲渡してもらうには相手の意思が必要です。既に必要がない、車に切り替えたから乗っていない、使っていた方が高齢になって乗るのを止めたなど、様々な理由で原付バイクの使用を止め、家の倉庫や玄関口で眠らせたままにしている家庭は結構あります。親戚や知り合いの家にそういうところがあるならば、乗っていない原付を譲渡してもらうというのは双方にとって有意義な事だと思います。
ただ、原付を譲渡してもらったからといって、何もせずにさあ乗ろう、というわけにはいきません。車と同じで、原付にも名義というものがあります。この名義を以前の持ち主のものから自分のものにしないと、公道を走る事が許可されません。その為、原付を譲渡してもらう事が決まったら、名義変更を行う必要があります。この名義変更は基本的に譲渡する側が手続を行う必要があります。そういった点もあらかじめ話して、了承を得ておきましょう。
まずは、その原付を一旦廃車にする必要があります。この手続は市によって異なるようですが、一例を挙げておくと、「納税課」という所へ行き、そこで「原付を譲渡したいのですが」と言えば対応してくれます。仮にそういった名称の課がない場合は、あらかじめ市役所に電話して、原付を譲渡したい、あるいはしてもらいたいという旨の話をすれば、どの課に行けばいいかと、用意するものなどを教えてくれます。基本的には、譲渡する側とされる側の印鑑、ナンバープレートが必要です。各種書類は市役所、役場等でもらう事ができるので、譲渡してもらう方が近所に住んでいる場合は、一緒に出向くのが一番手っ取り早いでしょう。遠くに住んでいるという場合は、心苦しいですが持ち主の方に手続をしてもらう事になります。ただし、譲り受ける側としても譲渡証明書や標識交付証明書を別途用意する必要があります。これらは廃車を同時に行う場合です。
原付を譲渡する際は、廃車と譲渡の申請を同時にするのが一般的です。その方が手続きの手間が省けるからです。ちなみに、名義変更にお金はかかりません。自賠責保険も、バイクそのものにかけてあるので、名義が変わってもそのまま継続できます。ただし、保険会社への連絡は必須です。支払いの相手が変わるのですから当然ですね。